カタオモイ

 

 

「オレが時間を止めてやる」

 

 

 

花沢類のそのヒトコトに力をもらったあたしは

ラインの外から、たった一つのゴールに向かってシュートした

 

 

こんな形でこの学園を出て行きたくない、

花沢類を巻き込んでこんなままでいいわけがない

 

 

そして、つよく つよく 願う。

 

 

おねがい、はいってーーー!!!

 

 

これが入らなければすべてが終わる。

 

 

 

ゴールに向かって投げたボールが

弧を描いて、吸い込まれるように

ゴトンッと音を立てて 丸い輪の中に落ちる・・・

 

 

 

 

花沢類、あなたはホントにすごい人なんだね

絶対に勝てないと思っていた試合に奇跡をくれる

いつもあたしに勇気を与えてくれる

 

 

 

 

赤札を貼られて、シカトの嵐の中でも。

生ゴミをぶつけられても。

あなたがいたからあたしはこの学園に留まれたの

あなたが奏でる美しいバイオリンの音色や、

ほんのたまにしか見れないけど

すごく素敵な、まるで天使のような微笑みが

あたしを支えてくれてたの

 

 

 

 

あたしはやっぱり花沢類が好きなんだ。

 

 

 

 

だから道明寺の気持ちには答えられない

あいつには悪い事したと思うけど、受け入れる事はできない

そんなことしたら自分を許せなくなる。

 

 

花沢類に一度だって好きだとか言われたことないし

きっと・・・

まだ静さんの事を想ってるだろうけど。

 

 

あたしはやっぱり花沢類が好きだから

ときめいちゃうんだもん、見てるだけでドキドキしちゃうんだもん

付き合うとか付き合わないとかどうでもいいんだ

花沢類の笑った顔がみられれば、それだけでしあわせなんだ。

 

 

 

だから、もうすこし・・・ともだちでいいからこうしてそばでいさせて。

 

 

end

 

 

 

 

0574 W.S.R
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