加菜サマ 55555hit キリリク
「 おかえりーっ 」
――― 太陽みたいに眩しくて
――― まわりに花が咲き誇るように
――― 春の穏やかなそよ風みたいに
とびっきり明るい笑顔でオレを迎えてくれる
いつも 明るくて
いつも 精一杯頑張って
いつも 真っ直ぐに前を向いて
いつも 忙しそうで
時にドジをやらかしてる
いつも オレの心を捉えて止まない
――― 愛しの 花沢 つくし
――― オレのタカラモノの奥様
ドタドタドタと慌しく、玄関まで走ってきてうるさいくらいの
大きな声で明るく出迎えてくれる
「 おかえりっ はなざわ・・・ 類 。 お仕事お疲れ様 」
「 ただいま。また言ったね・・・はい、ペナルティ。 」
「 やっやややや・やだ!小さく言ったのに聞こえたの〜!! 」
「 くすっ、聞こえたよ。さぁ・・・して。つくしから・・・ 」
「 やぁぁーーー!ココ廊下よ!しかもみんな居るじゃなーいっ! 」
真っ赤な顔をして口を尖がらせてぎゃあぎゃあ騒ぐ・・・・・
そう、いつもこんな調子でつくしにつられて笑いが耐えない
まわりの使用人たちもそんなオレたちのやり取りを
笑いを堪えながらも微笑ましそうに見ている
結婚して半年 ―――
いまだにオレのことを恥ずかしがってフルネームで
”花沢類”って呼ぶつくし
それで決めたのが、ペナルティ制。
類って呼ばなかったら、直ちにその場でつくしからの熱いキス
・・・まだ、叶ったコトはないけど。
そのくせ、最近は”ハナザワ”って小さく言って、
それから”類”って呼ぶ
そんなズルイ技をあみ出して、バレてないと得意げに使うつくし
ぷぷぷっ、そんなコトわかってるんだけど。
自慢げな彼女がなんだかかわいくて・・・
黙っててあげる時 半分
追い詰めて迫る時 半分
色んな彼女が見たいから
色んなオレを見せる
つくしがこの家に来るまで
ココは時間の流れが止まったみたいな家で
自分が歩く足音
庭の水音
緑の揺れる音
風がそよぐ音
音の無い静かな冷たい家の中
太陽の無い冷えた空気が漂う空間
みんな無表情で、笑うことなんて忘れてしまったような
家族なんて居なかったような
自分以外誰も存在しないような
そんな錯覚さえ起すような家だった
小さな頃から花沢の跡取としての周りの目
海外に住む両親からの過度の期待
いろんなコトを我慢して暮らしていた
この家はけっして居心地のいい家じゃなかった
――― つくしがこの家にやってくるまでは・・・
外の光が入らない閉ざされた家に
明るく眩しい光を持ち込んだのはつくし。
つくしと結婚して、花沢の敷地内に新居を建設したけど
何故かほとんどコッチでの生活が多い
コッチには古くから花沢に勤めてくれる人が多いから
いろんなコトが聞けて楽しいんだって言ってた・・・
不思議と海外生活が当たり前だった両親も結婚してからは
何かと理由をつけて日本の家にいるコトが多くなって
つくしを追い掛け回してる・・・
オレの奥さんなのにさっ・・・・・・・・・
気がつけばオレと両親とのわだかまりもいつの間にか消え
当たり前のように笑いながら話す時間が増えた
つくしが周りの空気を温かくして
みんなを穏やかな気持ちにさせてくれる
つくしがいるだけで辺りが春爛漫の青空のように広がり
澄み切った心を与えてくれる
つくしからの”おかえり”が
つくしからの”いってらしゃい”が
つくしからの”おはよう”が
つくしからの”あいしてる”が
つくしから紡がれるオレへのすべての言葉が
オレの心の闇を、明るい光のもとへ連れ出して
周りの空気をすべて春色に塗り替えてくれた
ふとした拍子に幾度も思う・・・
――― つくしと結婚できて良かった
隣りで肩を上下させスース―とかわいい寝息を立てて眠るつくし
愛しい姿を眺めて、そっと頬に手を置く
つくしはオレにとって何物にも変える事の出来ない宝物だから
何があっても、どんなコトが起ころうと守リたい
「 ・・ん・・・はなざわるい・・。まだ起きてるの・・・? 」
隣りで今夜の営みに疲れたオレの宝物の若奥様が
シーツの隙間から寝ぼけた顔を覗かせて眠そうな目を擦りながら
「 ・・・何か考え事?・・・眠れないの? 」
オレの返事がない事に不安を感じたのか、むっくりと起き上がって
オレの顔を心配そうに覗き込む
その瞬間を狙って、つくしの唇を掠めとる
「 ・・・!! やだぁ・・・なんなのよ・・・ 」
月明かりに照らし出されたつくしは真っ赤な顔で
怒ったような
はにかんだような
起き上がり、複雑な顔をしてぎゃあぎゃあと捲くし立ててる
うるさ・・・相変わらず動揺するとよく喋る・・・
「 ふっ、今更。いま自分がどんなカッコか知ってる? 」
愛し合った後に裸のままで寝ちゃったコト
忘れてたね・・・
「それに・・つくし、寝ぼけて”はなざわるい”って起き抜けに呼んだよ
ペナルティ・・・して。 ね・・・はやく 。」
くすくすっと笑いながら、少し意地悪そうに言ってやると
これ以上ないくらいに真っ赤になって俯いてシーツを胸元まで
引っ張りあげて「 ”はなざわるい”のエッチ〜っ 」だって・・・
――― はぁぁ・・・。
一体いつになればウチの奥さんはフルネームを卒業してくれるのか
自分だってすでに花沢なんだしさ・・・
でも・・・
まぁ、いっか・・・
つくしが”はなざわるい”って呼ぶたびにキスをひとつ
唇におとす
首筋に落とす
耳元に落とす
そして・・・・・・・・・・
ね・・・つくし。
腕を引っ張って自分のほうに引き寄せ強く抱きしめる
壊れ物を扱うみたいに優しくそっと、唇を合わせる
最初はジタバタと暴れていたつくしも舌が絡み合う時間が
長くなっていくほどに体の力が抜けてオレの肩にしな垂れてくる
「・・・るい。 あいしてる・・・」
其の言葉はつくしからの合図
そんな時だけ、類ってサラッと呼ぶ。
つくしの反則技
オレの心臓は少しドキドキ
オレの顔はうっすら赤いだろう
オレもいまだに”類”って呼ばれるのに慣れてない
つくしから紡がれるたったヒトコトの自分の名だけで
こんなにも胸が締め付けられる
こんなにも心臓がドキンと音を立てる
でも、つくしには内緒。
ポーカーフェイスを装って甘く甘く耳元で囁く
「・・・オレもあいしてる。もう一回しよ・・・?」
ふたり見つめあい鼻をくすぐりあいオデコをくっつけ前髪が触れ合う
吐息が交じり合い・・・・・
・・・・・・唇が重なり合う。
――― 熱い夜の始まり。
オレの世界で一番大切なタカラモノ
―― 花沢つくし ――
愛してる
言葉で伝えきれないほどのこの想い
伝えるすべは見つからない
だから、この想いを込めてきつく抱きしめキスをする。
end
■あとがき■
55555hit して下さった加菜さん〜!ありがとうございました。
リク頂いて・・・書いてみたのですが・・・・・・
なにやらありがちな内容に・・・・・
大して甘くもなけりゃ、Rでもない・・・ゴゴゴ・ゴメンなさい。
意外とかーなり!結婚後の類つく難しかったです(T▽T)
ただ、日々の挨拶に愛がコモッテルのよ♪的なコトが言いたかったわけで・・・
父さん・・・ボク・・・修行のたびに出ます・・・←誰だよっ!
ほたるの事・・・よろしく・・・
(↑あっ!北の国からの純だったよ! えっ?似てないし、そんなコト言わない?)とりあえず、返品はききませんよ・・・加菜さん。
送り返してきても住所不定で戻りますから、あきらめてお受け取り下さい
煮るなり焼くなり蒸すなり炒めるなりオーブンに入れるなりお好きにお使いください
kokuma@の愛をシコタマ込めて・・・加菜さんへ♪
0574 W.S.R お気に召しましたらポチっとクリックお願いします!